top of page

​試験当日について

※こちらの内容は2015年度および2016年度の入試に基づいています。試験内容は変更になる可能性がありまので、ご注意ください。

■内部

 一日目の午前中に外国語の試験、午後に専門の試験を受け、二日目は指定された時間に面接を受けました。

外国語の試験は、前述の通りほとんど準備をしていなかったためとても不安でしたが、それほど難しい問題ではなかったので何とかなりました。長文は短文よりもたくさんのヒントが隠されているので、それを見つけられるような練習をしておくと良いと思います。そのノウハウを思い出すため、付け焼き刃で必修の中級英語で使っていたテキストを直前に読んでいました。

 専門の試験は兎に角緊張しました。まず受験者数の多さに驚き、震えました。試験は例年通り選択して記述するもので、自分が絞った分野の3つを書く予定でした。しかし、最後の1つがどうにも自信を持って書くことが出来ず、急遽それほど勉強していなかった4つ目の分野の問題を解くことにしました。それは偶然前日に読んでいた論文と関係性があったので、なんとか書くことができました。私の受験は本当に運に左右されています…。

 私の場合、面接は、希望するゼミの先生ともう一人の先生二人が面接官でした。最初に一分間のアピールタイムが設けられており、私はiPadにスライド4枚ほどを入れ、自分の生い立ちと日本語教育を研究したい理由についてプレゼンをしました。顔見知りということもあり、終始穏やかな雰囲気でした。

■外部

・外国語

2つの文章があり、それぞれから一部を和訳する問題が出ました。空欄補充や内容理解についての問題はありませんでした。あまり読んだことのない分野の文章だったのでわからない単語もありましたが、構文を正確に捉えることや自然な訳をすることが重要だと聞いていたので、それを意識して解きました。

・筆記

専門用語の説明をする小問と、論述問題の大問で構成されていました。大問は5問の中から自由に3問選択するので、勉強していた3つの分野を選択しました。小問では各分野の基本的な用語が出題されている印象を受けました。大問は1問につき1ページの解答欄があるので、どのくらいの文章量が書けそうか、どのような構成にするかなどを書き始める前に考えるのが難しかったです。

・口述試験

アットホームな雰囲気でした。私の場合、主に研究計画と、海外での日本語教育経験について質問されました。また、学部生のときは別の大学で日本語教育を専攻していたので、なぜその大学の院ではなくお茶大なのか、どのようにお茶大を知ったのか聞かれました。お茶大や希望する研究室について十分に情報収集し、なぜ入りたいのか説明できるようにしておくことが重要だと感じました。

外部

■社会人

 時間に遅れない、忘れ物をしない、トイレに行っておくなど基本的なことは押さえましょう。昼食も準備してから行くと安心です。また、外国語試験の教室には時計が設置されていなかったので、必ず時計も必須です。試験会場へは余裕を持って到着するようにしましょう。

 専門知識の試験は記述式で、時間が足りないだろうと感じました。まず全体を見て、どの問題から始めるか優先順位をつけてから進めたほうがいいと思います。また、自分の生活リズムを振り返り、頭の冴える時間を把握することも大切だと思います。自分の体調や感情のコントロールができると、試験だけでなくきつい大学院生活も少しは楽になると思います。私は、緊張しそうな時に、学生達の写真を見たり、普段見ている日本語の教科書を見たりして、気分を落ち着かせました。

 試験日は2日間に分かれています。2月は仕事が忙しく、平日に2日間も休みをもらうことが辛かったのですが、面接試験の時間は前日にならないとわからないので、試験日は2日間とも休めるように早めに職場に申し出ておきました。

社会人

■留学生

・筆記試験

重要な試験なので、けっこう緊張しました。遅刻をしないように早めに試験会場へ行き、自分でまとめたメモを読みました。試験ではかなりの集中力を要しました。また、個人的な意見ですが、試験時間は2時間しかありませんので、まとまった文章で書く練習をたくさんしたほうがいいと思います。

 

・語学

日本語能力試験1級に合格しましたので、免除されました。

詳しいことは、以下のリンクをご覧ください。

http://www.dc.ocha.ac.jp/m/c-cultures/jle/coursemenu/juken.html

 

・口頭試験

口述試験の前に、自分を勇気づけるために、「試験とは、対話である。相手との対話であり、己との対話である」と何度も言い聞かせました。これは、「ドラゴン桜」というドラマで知った言葉です。受験準備中に、毎回自信がなくなってしまった時はよく自分にそう言い聞かせました。そして、口述試験では、先生方はとても親切で、私はあまり緊張しませんでした。お茶大の魅力を改めて感じました!

留学生

■元研究生

 試験は2日間行われます。初日は筆記試験で、次の日は面接試験です。服装については、筆記試験の日はスーツでなくても良いです。ただし、面接の日はスーツやジャケットといったフォーマルな服装の人が多いです。

・筆記試験

 出題される問題の傾向を分析することが大事だと思います。すでに出題されている専門用語や過去問に関連する問題が出題されます。全体の問題をしっかり読み、どの問題にするかを選んで試験に臨みました。鉛筆で書いても、ペンで書いてもかまいませんが、読みやすい字で書くことが大事です。また、限られた時間内にどれだけ答えられるかが大切なので、時間配分に気をつけなければなりません。

 

・口述試験(約10分)

 最初の1分間は、自己PRです。後は、主に研究計画書について(その研究をしたい理由や研究背景についての具体例、立てた計画がどのくらい実現可能か、どうやって計画を実行するのか、その研究がどのように役に立つのかなど)質問されました。自分の研究計画をきちんと把握して、先生方に説明できるようにしてください。また、お茶大を選んだ理由も聞かれると思い、事前に準備しました。最後まで気を抜かずにしっかりと答えることが大切だと思います。

元研究生
bottom of page