top of page

​■内部

 研究計画書を書くために、まず自分が何をしたいかを考えることから始まりました。そして、そのしたいことを実行するためにはどういった研究や調査が必要なのかをじっくり検討しました。日本語教育は様々な分野や日常と関係していると常々感じているので、今までの自分の経験からこのような研究をしたい、と動機づけることはそこまで難しくないように思います。私の場合は、フィンランドに交換留学生として派遣されていたときにたくさんのフィンランド人日本語学習者と出会い、中・上級者向けの日本語の授業の少なさの問題に対して何かできないかと思いました。それがこの道に進もうと思ったきっかけです。学部生のうちに日本語教師として働いた経験は無かったのですが、そうした経験から研究課題や研究動機を見つけることが出来ました。これから研究計画書を書かれる方は、ぜひご自分のこれまでの経験を振り返ってみてください。きっと自分の研究に繋がる何かしらのヒントや糸口が見つかるはずです。

​■外部

 研究計画書を書いたことがなかったので、まずは書き方についての本や、先輩方のHPの研究計画書に関する部分を読み、研究計画書とはどのようなものなのか、どのように書くのか理解するところから始めました。研究計画書を書き始めたのは9月くらいでした。細かい部分は提出直前まで書き直していましたが、受験前は筆記試験対策に集中できるよう、早い段階でベースを完成させておくことをおすすめします。11月の入試説明会では指導を希望する先生に面談していただけるので、研究計画の概要をお伝えし、先生の専門分野と自分の研究が合っているか確認したり、研究についてアドバイスを頂いたりしました。

内容面については、日本語教育コースを卒業した先輩から、文字数が限られているので簡潔にまとめるようにとアドバイスを頂きました。調査方法や分析方法はこの時点で詳しく書くことは難しかったので簡潔に書き、研究テーマと研究の目的を伝えることを重視しました。口述試験では研究計画書の内容について質問されるので、受験勉強では筆記試験対策だけでなく、研究計画書をしっかり準備することも重要です。

外部

​受験対策:研究計画書​

※こちらに載せている内容は経験談です。あくまで一例として、ご参照ください。

​■社会人

 大学院に入学する目的が、仕事場で感じた問題をさらに深く勉強したいと思ったからだったので、それをそのまま研究計画書に反映させて提出しました。今振り返ると、形式は研究計画書の形に整えてはいましたが、内容的にはとても計画書とは言えなかったかもしれません。社会人入試の場合は自分のこれまでの経験が強みになるので、たとえ研究と直接の関係がなくても、何かしら生かせる点を見つけてアピールすることが大切だと思います。研究計画書の書き方は、日本語学校の学生の進路指導で教えていた通りに実践しました。他にも自分で調べたり、学部の頃のものを思い出したりして書き上げました。自分がこの研究を本当にしたいのだということを証明するために、できるだけ多くの関連文献を読みました。担当の先生に説明会で、研究計画書を見ていただけないか伺うのが一番いいと思います。アピールにもなるし、読むべき本のアドバイスもいただけて、より鮮明に未来のヴィジョンが見えてきます。

社会人

​■留学生

 研究計画書を書くとき、形式面は主にインターネットで調べて書きました。内容面は、主に日本語学校の先生・クラスメートたちからアドバイスや意見をもらって書きました。

そして、在学していた日本語学校の授業で、自分の研究計画書について発表する機会があったため、その場で、先生とクラスメートたちからたくさんのフィードバックをもらいました。発表を通して、「伝えることで分かることがある」ということ、自分が伝えたいことがうまく伝えられないということを強く実感しました。できれば先生やクラスメートなどいろいろな人に自分の研究計画について聞いてもらう機会を作り、たくさんのアドバイスや意見をもらうことをおすすめします。

また、私はうまくほかの人に伝えられるように、自分の研究計画書を何回も繰り返し音読したり、口述試験用に質問を作ってみたりしました。

留学生

​■元研究生

 まずは、研究テーマを決めることが大事だと思います。テーマを決めたら、図書館や、インターネットで先行研究を調べて、読みました。そして、先輩方の研究計画書やゼミでの発表資料を読み、アカデミックライティングに使われる表現を学び、自分で研究計画をA4の紙一枚以内で書きました。また、指導教員の先生との面談やゼミの先輩との相談を繰り返しながら、修正していきました。その後ゼミで研究計画書を発表し、先生や先輩方からいただいた貴重な意見に基づいて何回も修正しました。

元研究生
bottom of page